木造薬師如来坐像

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資料名
木造薬師如来坐像(もくぞうやくしにょらいざぞう )
分類
【指定文化財】国指定重要文化財 美術工芸品(彫刻) (管理番号31011)
所有者
禅林寺
員数
1 躯
指定年月日
昭和 6 年12月14日
解説
三日月型の眉、慈悲深い伏し目、こじんまりとして潤う唇、ふくよかな顔、肩から胸・腕への豊満な線、薬壷をのせる指先まで優美な線を描いています。また、衣文は小波のような滑らかな細い線で表現されています。これらは藤原時代特有の表現です。寄木造りで、製作は藤原時代末期の保安長承年間(1120〜34)と推定されます。膝裏に明応6年(1497)の修理銘があります。
子ども用かいせつ
平安時代(へいあんじだい)につくられた、薬師如来(やくしにょらい)の像(ぞう)です。薬(くすり)がはいった壷(つぼ)を持(も)ち、ひとびとを病気(びょうき)から救(すく)う仏様です。