狩野安信「萩兎図」

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資料名
狩野安信「萩兎図」(はぎにうさぎず )
分類
【美術・工芸】 日本画(東洋画を含む) 掛物・まくり (管理番号14848)
法量
縦36.3cm 横66.8cm 軸81.8cm
作成
狩野安信(牧心斎)
解説
ススキ・萩は秋の風物として好んで描かれ、兎は跳ねることから縁起の良い動物とされた。この兎は日本在来種の野兎。現在一般的な白毛で赤目の兎は明治以後入ってきた外国産。野兎は冬に白色になるが目は黒い。安信は探幽の弟で、狩野宗家を継ぎ、江戸へ出て中橋狩野家を開いた。寛文2年(1662)法眼に叙せられ、牧心斎と号す。本図は、暑い夏が去った秋の床の間を飾る清涼剤として大変好まれたことであろう。
子ども用かいせつ
ススキ・萩は秋の風物(ふうぶつ)として好んで描かれ、ウサギは跳(は)ねることから縁起(えんぎ)の良い動物とされた。このウサギは日本に昔からいた野兎(のうさぎ)で、白毛で赤目のウサギは明治以後入ってきた外国産(がいこくさん)。野兎は冬に白色になるが目は黒い。絵を描いた狩野安信(かのうやすのぶ)は探幽(たんゆう)の弟で、京都の狩野宗家を継ぎ、後に江戸へ出て中橋狩野家(なかばしかのうけ)を開いた。
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